お葬式情報

お盆とは?~2022年、お盆の期間とお迎えの仕方~

お盆の様子

ご先祖様を供養するお盆は、日本人になじみ深い夏の行事ですが、その期間は7月だったり8月だったり、地域によっても異なります。


春と秋のお彼岸は、全国どこでも同じ日なのに、どうしてお盆の期間は地域によって違うのでしょうか?


この記事では2022年のお盆の期間はいつなのか?また、地域によってお盆期間が異なる理由について、お盆の迎え方と共にご説明します。



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2022年(令和4年)のお盆期間


お盆は7月15日を中心に、3日間(地域によっては4日間)行われます。2022年(令和4年)お盆の期間は、7月13日から7月15日(または7月16日)です。


13日は迎え火を焚いてご先祖様を招く日、15日は送り火を焚いてご先祖様をお送りする日といわれています。


お盆の期間は地域によっても異なります。7月盆のほか、8月13日から8月15日、または8月10日から8月12日と、8月にお盆を迎える地域もあります。



地域によって違う、3つのお盆期間


お盆の期間は主に3つあります。


お盆の時期

新暦のお盆:7月13日から7月15日(または7月16日)
月遅れのお盆:8月13日から8月15日(または8月16日)
旧暦のお盆:8月中旬から9月上旬(年によって異なります)


お盆の時期が3つあるのは明治時代、近代化を進める明治政府によって暦も西洋に合わせようと、それまで使われていた太陰太陽暦に替わって、太陽暦が使われるようになったためです。


この時、旧暦と新暦の間に1ヵ月ほどのずれが生じました。東京をはじめ都市部ではお盆も新暦に合わせて迎えるようになりました。


しかし、地方などではその後も旧暦を用いていたため、お盆も旧暦で迎えていましたが、いつしか毎年変化する旧暦のお盆ではなく、ちょうどひと月遅らせた月遅れ盆が定着していきました。


また、沖縄など一部の地域では、現在も旧暦に合わせてお盆を迎える地域もあります。旧暦のお盆の日はその年によって変化します。2022年の旧暦のお盆の時期は8月10日から8月12日(または8月13日)です。



7月末にお盆を迎える地域も


東京の多摩地域の一部など養蚕が盛んだった地域では、7月末、または8月初めにお盆を迎える地域もありました。お盆の時期は繁忙期と重なるため、時期をずらしてお盆を迎えたためといわれています。



お盆の迎え方


お盆はご先祖様が子孫のもとに帰って来るといわれています。そのため、ご先祖様をお迎えするため、7月13日には迎え火を焚いたり、さまざまな準備があります。


詳細は地域や宗旨・宗派、さらにご家庭によっても異なりますので、ここでは新暦のお盆(7月13日から7月15日)を例に、一般的なお盆の迎え方をご説明します。



お盆の準備


お盆の前日までに、お盆を迎える準備を行います。具体的には精霊棚を飾り、お供え物をします。お盆法要をする場合は、あらかじめ菩提寺に連絡し、お願いしておきましょう。


また、精霊棚の近くには盆提灯を飾ります。新盆(しんぼん・あらぼん:故人が亡くなって四十九日を過ぎて初めて迎えるお盆)の場合は、白い提灯を玄関先に吊るします。



迎え盆・中日・送り盆


お盆の期間は、ご先祖様を家に迎える迎え盆と、ご先祖様と一緒に過ごす中日、そしてご先祖様をお送りする送り盆と3つから構成されています。


迎え盆:7月13日。この日は迎え火を焚いて先祖の霊を迎えます。
中日:7月14日(お盆の期間が7月16日までの場合は、7月14日、15日の2日間)。親族で集まったり法事を行う場合もあります。
送り盆:7月15日(お盆の期間が7月16日までの場合は、7月16日)。送り火を焚いて先祖の霊を送り出します。



迎え火・送り火


7月13日、盆の入り(お盆の最初の日)の夕方に、自宅の玄関先などで焙烙(ほうろく:素焼きの平たい鍋)の上で、麻幹(おがら:皮を剥いだ麻の幹)を焚いて、ご先祖様を迎えます。これを迎え火といいます。


迎え火を焚くのは、ご先祖様が家に帰ってくる道を明るくするためといわれています。自宅の門口ではなく、お墓で迎え火を焚くこともあります。


送り火は盆明け(お盆の最終日)の夕方に、迎え火を焚いた場所と同じ所で、火を焚いてご先祖様を送ります。



精霊棚の飾り方


精霊棚とは、ご先祖様の供養のための飾り棚のことです。盆棚、先祖棚ともいいます。


仏壇の前や座敷の縁側の辺りに小机を置いて、その上に真菰(まこも)のござや白い布を敷きます。そして、水を入れた鉢、初物の野菜や果物などをお供えします。


キュウリやナスに麻幹や割り箸などを刺して足にして、馬や牛を作って飾ります。これを精霊馬(しょうりょううま)といいます。


馬と牛を飾る理由については、「馬に乗ったご先祖様が牛に荷を引かせて帰って来る」「迎え盆ではご先祖様が馬に乗って早く来て、送り盆では牛に乗ってゆっくりと戻って行くようにという願いを込めている」など、諸説あります。



お盆の意味


お盆とは、先祖の霊の冥福を祈る仏教行事のひとつ、盂蘭盆会(うらぼんえ)のことをいいます。


諸説ありますが、もともとは中東の死者の霊を祀る行事が中国を通って日本に伝わったものといわれています。



盂蘭盆会とは


仏教では「盂蘭盆経(うらぼんきょう・うらぼんぎょう)」が盂蘭盆会の由来といわれており、次のような説話があります。


ある日、お釈迦様の十大弟子のひとりである目連が、神通力で母親が地獄で苦しんでいる姿を見ました。目連が、地獄に落ちてしまった母親を救うため、お釈迦様の教えに従って供養をしたところ、母親を救うことができました。


目連が地獄に落ちた母親を救うことができた日が7月15日だったので、この日に法要を行うようになり、それが今のお盆になったというものです。


盂蘭盆会という言葉は、サンスクリット語で逆さづりを意味する「ウランバナ」が語源ともいわれていますが、盂蘭盆経はもともとあったお経ではなく、中国などで後から作られた偽のお経、偽経という説もあります。


各地で行われていた先祖供養の行事や仏教の教えなどが融合して、今のお盆が生まれたのかもしれません。



まとめ


お盆の期間や迎え方、お盆の意味についてご説明しました。


暦の変化に左右されるのではなく、それぞれの地域の生活に合わせて期間が変わるお盆。それだけ人々の生活に深く根付いているということなのでしょう。


お盆の行事は年々、少しずつ簡素になっているともいわれています。今年の夏は、お盆休みを利用してお墓参りに行ったり、ご先祖様に思いをはせてみてはいかがでしょうか?


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